さとやまで開催されたイベント報告(2017/04/02〜2018/03/04)です。2016年10月2日以前はこちら
さとやま観察会:野鳥(参加17名)
3月の観察会は、市野谷の森から水鳥の池まで歩いて野鳥を観察しました。
森の中では、オニシバリの黄緑の清楚な花がひっそりと咲いていました。
水鳥の池では、ハシビロガモ、キンクロハジロ、オカヨシガモ、コガモなどの冬鳥が観察されました。
森の中で
オニシバリ
ハシビロガモ♂♀
キンクロハジロ
オカヨシガモ
ホオジロ
流山北小学校ミニ講座:市野谷の森の自然、渡り鳥の不思議(参加24名)
流山北小学校の4年生の生徒さんたちを対象に、小学校の図書室でミニ講座を開催しました。
講師は、NPOさとやまの小林理事と岩瀬理事です。小林理事からは、市野谷の森に住むオオタカの生態やその他の生き物の紹介を、岩瀬理事からは渡り鳥の不思議な生き方についてお話しました。
北小の生徒さんたちは、とても熱心に話に耳を傾け、メモを取る生徒さんもいました。
小林理事
オオタカの説明
岩瀬理事
渡り鳥の不思議
第19回さとやま塾:流山のオオタカどう守る(参加37名)
流山市の市の鳥にオオタカを制定する動きがありますが、一方で開発圧力が高まり流山のオオタカの生息が危ぶまれています。
今回のさとやま塾は、市の鳥に制定された後もオオタカが流山市で生息し続けることができるように、どうやってオオタカを守ったらよいか、野田市のコウノトリや千葉市のコアジサシの保護に携わっている専門家に来ていただきお話を伺いました。
最初に、流山オオタカを守る会の紺野代表から流山のオオタカの現状をお話いただき、次に野田市みどりと水のまちづくり課の坂田課長補佐から野田市野生動植物保護に関する条例についてお話いただきました。
さらに、千葉市から水鳥研究会東京湾グループの箕輪さんにコアジサシ保護の現状をお話いただき、最後にNPOさとやまの岡田副理事長から流山市オオタカ等猛禽類保護条例の提案をさせていただきました。
流山オオタカを守る会の紺野代表
野田市みどりと水のまちづくり課の坂田課長補佐
水鳥研究会東京湾グループの箕輪さん
NPOさとやまの岡田副理事長
さとやま観察会:冬の野鳥(参加30名)
12月は市野谷の森と市野谷水鳥の池で冬の野鳥を観察しました。
森の中では、シジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラなどの混群に出会いました。混群とは、異なった種類の小鳥たちが群れをなして森の中を移動することで、できるだけ多くの目で外敵の姿を発見できるメリットがあると言われています
森の林縁には、ミニトマトのような大きさのマメガキの実がなっていました。柿渋の採取用に栽培されていたもののようです。
市野谷水鳥の池に移動して、カモなどの水鳥を観察しました。オカヨシガモが多数到来しており、その他には、カルガモ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、オオバン、カイツブリなどが観察されました。
水鳥の池の岸辺で、キジの雄がキジの子供4羽を連れて歩いているのに出くわしました。
紅葉がきれいです。
マメガキはミニトマトのような小さな柿です。
オカヨシガモの夫婦
市野谷水鳥の池で
カルガモ
キジの子供
11/05
ジャパン・バードフェスティバル2017:NPOさとやまブース展示
今年のバードフェスティバルは、前日の雨で会場がぬかるんで、参加者は靴が泥だらけになりました。
悪条件にも関わらず、昨年以上に多くの参加者が集まり、さとやまのブースも盛況でした。
オオタカの生態や25年間の繁殖状況の他、流山の生き物たちの写真パネルを展示しました。
ぬりえバッグや生き物クイズには多くの子供たちが集まりました。
地面がぬかるんで泥だらけ
さとやまの展示
クイズに挑戦
たくさんの人が訪れました
生物多様性シンポジウム:利根運河の魅力(参加46名)
大畔に引き続き、利根運河で流山市主催の生物多様性シンポジウムが開催されました。
NPOさとやまは運営担当です。東深井福祉会館で利根運河の生き物について説明の後、運河の土手に出て秋の植物の観察を行いました。
その後、水辺公園で投げ網漁や追込み網漁の実演を行い、捕まえた魚や亀などの生き物を観察しました。子どもたちも魚や亀を手で捕まえて大興奮でした。
利根運河の生き物の説明
運河の土手で植物の観察
アオサギ
運河の生き物を観察
投げ網漁の実演
追込み網漁の実演
さとやま観察会:秋の新川耕地(参加14名)
晴れわたった初秋の日、刈り入れが終わった新川耕地の田園をのんびりウォークしながら、野鳥や虫、草花を観察しました。
出発地の「ほっとプラザ下花輪」の上空で何十羽ものカラスがサシバを追いかける騒動を目撃(なかなか見ものでした)。
田んぼや水路ではダイサギやカルガモ、道端ではいろろなチョウやバッタの仲間を見たり、数珠玉やスズメウリの実を見つけて観察しました。
ダイサギの群れ
ショウリョウバッタの観察
カルガモのつがい
カラスに追われるサシバ
のんびりウォーキング
スズメの群れ
生物多様性シンポジウム:大畔の森探検 虫と草花(参加41名)
流山市生物多様性シンポジウムの一環として、親子を対象に市内の大畔の森で観察会を行いました。
この森は池や小川・湿地、草原、林がある”里やま”で、さまざまな動植物が見られます。
子どもたちはヘイケボタルの紙芝居を見たりした後、水路でトンボのヤゴ、ザリガニなどを取ったり、草原でバッタやトンボ、カマキリをつかまえて観察しました。
アカボシゴマダラ
コバネイナゴ
ヘイケボタルの紙芝居
オンブバッタ
水路でザリガニを捕まえる
草原で虫を追う子どもたち
さとやま観察会:夏の昆虫観察会ライトトラップ(参加28名)
市野谷の森の中でブラックライトをつけて、灯りに集まる虫を観察しました。
コフキコガネやノコギリクワガタ等の甲虫の他に.、アカアシオオアオカミキリやヒグラシ、オオゲジ、ナナフシ、ニイニイゼミ、アオドウガネ等多くの虫を観察できました。
森の中で灯りに来る虫を観察しました。
オオアカアシアオカミキリ
ノコギリクワガタ♀
子供たちも興奮です。
コフキコガネ
ヒグラシ
さとやま観察会:ホタルと夜の虫(参加72名)
今年のホタル観察会は、ホタルの専門家である流山ホタル野さんに、ホタルの生態についてのお話とホタルの幼虫の展示をしていただきました。ホタルの幼虫は初めて見るという参加者が多く、興味深く聞き入っていました。
その後夜の西初石小鳥の森に入ると、100匹近いヘイケボタルの群れが出迎えてくれました。真っ暗な夜の森の中で群れ飛ぶホタルの乱舞はとても幻想的で、皆さん感嘆の声を上げていました。
流山ホタル野の皆さんによるホタルの生態の解説
70名もの参加者で会議室はいっぱいでした
さとやま観察会:昆虫(参加115名)
広報ながれやまへの案内記事のせいもあり、さとやま観察会史上最多の115名の参加者が集まり、受付は長蛇の列でした。ほとんど親子連れで、初めて市野谷の森に入る人も多く、森の体験を楽しんでいました。
講師の川北先生は高校の生物の先生で、森の昆虫やその他の生き物について面白く解説していただきました。
一番の収穫は木の枝そっくりなナナフシで、長さは10cmほどもありました。一つの木に10匹ほども固まっていました。変わり種はコウガイビルで、何十センチもあるぬめった体をうねうねと這わせていました。
オニシバリが赤い実を実らせていましたが、この実は有毒とのことです。その他に、シデムシやヤスデ、ザトウムシなど普段は見ることのない生き物たちを観察できました。
幹にへばりついたナナフシ、見えるかな?
オニシバリの実
コウガイビル
川北先生の説明を聞く参加者
森の中で昆虫を探す
受付に長蛇の列
さとやま観察会:チョウ(参加22名)
2年ぶりの市野谷でのチョウの観察会は、天気にも恵まれ26種類ものチョウを観察できました。
特に、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミの3種はゼフィルスと呼ばれる美しいチョウの種類で、じっくり観察できたのはラッキーでした。他にも、翅がキラキラ輝くカラスアゲハやイチモンジチョウ、ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、ルリシジミなど、大満足の一日でした。
アカシジミ
ウラナミアカシジミ
イチモンジチョウ
カラスアゲハ
キマダラセセリ
ダイミョウセセリ
さとやま観察会:野鳥(参加44名)
春の野鳥観察です。西初石小鳥の森から大畔を抜けて市野谷の森に入りました。
ホオジロやカワラヒワ、ハクセキレイ、メジロなど19種の野鳥を観察できました。大畔ではミズキやキリの花がきれいでした。
市野谷の森のシンボルツリー大カシの木ではヨコヅナサシガメの成虫と幼虫を観察しました。写真のヨコヅナサシガメの成虫は脱皮したてなので赤い色をしていますが、時間が経つと本来の黒色になっていきます。
西初石小鳥の森
ホオジロ
ヨコヅナサシガメ 成虫と幼虫
大畔
グリーンフェスティバル
おおたかの森駅前で開催されたグリーンフェスティバルに参加しました。
ケビンショートさんのオオタカの森探検ツアーに協力スタッフとして参加し、駅前にNPOさとやまのブースを出展しました。さとやまのブースでは、クイズを実施し流山市の生き物やオオタカの生態について解説しました。
ケビンショートさんのオオタカの森探検ツアー
子供たちがたくさん参加しました。
NPOさとやまのブース
オオタカの生態についての解説
キッズ★フェスタ
おおたかの森センターで開催されたキッズ★フェスタに参加しました。
NPOさとやまは、紙芝居「市野谷オオタカものがたり」(浅川制作)で森のオオタカについて子どもたちに知ってもらい、クイズ(「オオタカってどんな鳥?」など5種類)に答えてもらい、「オオタカの繁殖状況」やオオタカ実物大の絵、市野谷で見られる動植物の写真パネルを展示しました。さとやまブースはチケットを求める子どもたちで大賑わいでした。
子供たちがクイズに挑戦しました。
オオタカの実物大の絵や動植物の写真も人気です。
紙芝居に子供たちも大満足。
さとやまイベント:大カシの保全作業と樹木観察会(参加28名)
市野谷の森のシンボルツリーである大カシの保全作業を行いました。
大カシは周辺の開発により人通りが多くなり、根本が踏みつけられることによりだんだん弱ってきています。
最初におおたかの森センターで、講師の本澤さんから市野谷の森の樹木を保全する意義についてお話がありました。
子供たちを含む参加者で大カシの木の周囲に腐葉土を被せネットで保護しました。看板を立てて周囲を通る人達に協力を呼びかけます。最後に森の奥まで入って樹木の観察会を行いました。
講師の本澤さんは樹木医の資格を持たれています。
大カシの木の根本に腐葉土を被せました。
全員で記念写真を撮りました。
森の奥には様々な樹木があります。